2025/05/17
運転お役立ち情報

引越しや結婚などでバタバタでも大丈夫!免許証の変更手続きを簡単解説

引越しや結婚で慌ただしい時期、免許証の住所や氏名の変更手続きって後回しにしがちですよね。でも、実は住所変更は義務であり期限もあるんです!放っておくと罰則を受ける可能性も…。この記事では、引越しや結婚に伴う免許証の変更手続きを分かりやすく解説します。必要な書類、手続きの流れ、費用、期限など、知っておくべき情報をまとめています。この記事を読んで、面倒な手続きもサクッと終わらせて、新しい生活をエンジョイしましょう!

1. 免許証の住所変更が必要なケースとは?

運転免許証は、住所や氏名などの記載事項に変更があった場合、速やかに変更手続きを行う必要があります。変更が必要となる主なケースは以下の通りです。

1.1 引越しをした場合

引越しなどで住所変更を伴う住民票の変更をした場合には、新しい住所地を管轄する警察署や運転免許センター、交通センターなどで免許証の住所変更手続きを行う必要があります。

実は運転免許証の記載内容の変更に関しては具体的に何日以内に更新しなさいというものは定められていません。ですが、住所変更の手続きをしていない場合、身分証明書として利用できなくなったり、更新ハガキが届かずうっかり失効につながってしまったり、住所変更を怠っている場合には2万円以下の罰金となる場合があるため、住民票の変更がある場合には速やかに変更手続きを行うことが推奨されています。

なお、引越し前の住所地と新しい住所地が同一の都道府県内である場合、住所変更の手続きと同時に運転免許証の更新手続きを行うことも可能です。更新期間が近づいている場合は、この方法を利用することで二度手間を省けます。

1.2 結婚して姓が変わった場合

結婚によって姓が変わった場合は、戸籍と住民票の変更後、新しい氏名が記載された住民票を取得し、警察署や運転免許センター、交通センターなどで免許証の氏名変更手続きを行う必要があります。こちらも住所変更同様、住民票の変更日から速やかに変更手続きを行うことが推奨されています。

住所に変更がない場合でも、氏名変更の手続きは必要です。結婚以外にも、離婚や養子縁組などによって氏名が変わった場合も同様の手続きが必要です。

どちらのケースも概ね14日以内に更新することが推奨されています。

これらの変更手続きを怠ると、道路交通法違反となる可能性があります。引越しや結婚などで忙しい時期でも、忘れずに手続きを行いましょう。手続きに関する疑問点は、お近くの警察署や運転免許センター、交通センターに問い合わせることをお勧めします。

2. 免許証の変更手続きに必要な書類

免許証の変更手続きに必要な書類は、住所変更か氏名変更かによって異なります。それぞれの場合に必要な書類を詳しく見ていきましょう。

2.1 住所変更の場合

書類 詳細 備考
運転免許証又はマイナ免許証 現在お持ちの運転免許証 いずれもお持ちの方は両方持参しましょう
新住民確認書類 住民票の写し(マイナンバーが記載されていないもの)、マイナンバーカード、健康保険証、在留カード、消印付郵便物等 コピー不可

マイナ免許証をお持ちの方は、マイナンバーカードの券面上に記載された住所等が新しい住所等となりますので、お住まいの自治体で、マイナンバーカードの住所変更後に手続をしましょう。

2.2 結婚による氏名や本籍変更の場合

書類 詳細 備考
運転免許証又はマイナ免許証 現在お持ちの運転免許証 いずれもお持ちの方は両方
新本籍、氏名確認書類 本籍が記載された住民票の写し マイナンバー(個人番号)が記載されていないもの

これらの書類は、基本的に原本が必要です。コピーでは手続きができないため、事前に準備しておきましょう。また、各都道府県によって必要書類が異なる場合があるので、不安な場合はお近くの警察署、運転免許センターまたは交通センターにお問い合わせください。
参考:

警視庁ホームページ
新潟県警察ホームページ

3. 免許証の変更手続きの流れ

運転免許証の住所変更や氏名変更の手続きは、お住まいの地域を管轄する警察署、運転免許センター、または交通センターで行います。手続きの流れは以下のとおりです。

3.1 警察署(運転免許センター/交通センター)へ行く

まずは、必要な書類を持って、お住まいの地域を管轄する警察署、運転免許センター、または交通センターへ行きましょう。最寄りの機関は、各都道府県警察のウェブサイトなどで確認できます。手続きにはある程度の時間がかかるため、時間に余裕を持って行くことをおすすめします。受付時間や曜日、混雑状況なども事前に確認しておくとスムーズです。

3.2 申請書を記入する

窓口で「運転免許証更新申請書」を受け取り、必要事項を記入します。氏名や住所、本籍などの情報は正確に記入しましょう。記入例も掲示されているので、参考にしながら記入すると間違いを防げます。不明な点があれば、窓口の職員に質問しましょう。

3.3 必要書類を提出する

記入した申請書と、必要な書類を窓口に提出します。必要な書類は変更事由によって異なりますので、事前に確認しておきましょう。提出書類に不備があると手続きが進められない場合があるので、事前に必要書類をしっかりと準備しておくことが重要です。

3.4 新しい免許証を受け取る

手続きが完了すると、新しい運転免許証が交付されます。交付された免許証の内容に間違いがないか、その場で確認しましょう。特に、氏名、住所、生年月日などは、注意深く確認することが大切です。中でも、斉藤の「”斉”の字」や、渡辺の「”辺”の字」のようないくつものパターンのある漢字のある氏名の場合には、正しい文字になっているかも必ず確認しましょう。

手続き おおよその所要時間
住所変更 10分~1時間程度
本籍変更 10分~1時間程度
氏名変更 10分~1時間程度

上記はあくまで目安であり、混雑状況などによって変動します。詳しくは各更新会場の連絡窓口にご確認ください。

4. 住所や氏名変更手続きにかかる費用

運転免許証に記載されている住所や氏名変更手続きは無料で行うことができます。同時に免許更新を行う場合には手数料がかかりますので注意が必要です。

変更内容 手数料
住所変更 無料
氏名変更 無料
本籍変更 無料
これらの手数料は、都道府県によって異なる場合があります。事前に各都道府県の警察署または運転免許センター・交通センターにお問い合わせください。

運転免許証の更新と住所変更や氏名変更などの手続きを同時に行う場合、更新手数料のみがかかります。住所変更や氏名変更の手続きだけを行う場合は無料です。

ただし、紛失や破損などにより運転免許証を再交付する場合は、住所変更や氏名変更と同時に行っても別途再交付手数料がかかります。
詳しくは各都道府県警察ホームページをご覧ください。

参考:新潟県警察ホームページ

5. 免許証の変更手続きの期限

運転免許証の記載事項の変更手続きに関しては、明確に何日以内に届け出るということは明記されていませんが、住民票の変更などと同様に速やかに行うものとされています。一般的には住所変更をした日から概ね14日以内に変更手続きを行うことが推奨されています。

住所・氏名・本籍変更などの届出に関しては、道路交通法94条第1項によって定められています。
速やかに手続きを行わないと、道路交通法121条第1項第9号により、2万円以下の罰金が科せられる可能性があります。
変更事由 期限 罰則
住所変更 変更した日から概ね14日以内に速やかに行う 2万円以下の罰金
氏名変更 変更した日から概ね14日以内に速やかに行う 2万円以下の罰金
本籍変更 変更した日から概ね14日以内に速やかに行う 2万円以下の罰金

結婚や引越しなどで慌ただしく忘れてしまいがちです。住民票変更などと合わせてスケジュールを管理して変更手続きを行いましょう。

6. よくある質問

免許証の住所変更に関するよくある質問をまとめました。

6.1 免許証の住所変更を忘れたらどうなる?

免許証の住所変更を忘れると、道路交通法121条第1項第9号に違反し、2万円以下の罰金が科せられる可能性があります。ただし、違反点数や反則金はありません。住所変更を忘れていても、運転自体は可能です。

しかし、住所変更を怠ると、免許の更新ハガキが届かなかったり、身分証免許としての効力を失ったりと、様々な不利益が生じる可能性があります。そのため、引越しや結婚などで住所が変わった場合は、速やかに免許証の住所変更手続きを行いましょう。

6.2 変更手続きの期限はありますか?

免許証の住所変更手続きに期限はありません。ただし、住所変更後概ね14日以内に変更手続きを行うことが推奨されています。14日を過ぎていても手続きは可能ですが、上記のように罰則規定があるので、速やかに手続きを行いましょう。

これらの情報は一般的なものであり、状況によっては異なる場合があります。詳しくは、お近くの警察署、運転免許センター、または試験場にお問い合わせください。

7. 引越しや結婚で忙しい方への手続きのポイント

引越しや結婚で慌ただしい時期は、免許証の住所変更や氏名変更の手続きもつい後回しにしがちです。しかし、期限内に手続きを行わないと罰則の対象となる可能性もあります。少しでもスムーズに手続きを進めるためのポイントをまとめました。

7.1 事前に必要な書類を確認し準備を済ませておく

必要な書類は変更事由によって異なります。事前に確認し、余裕を持って準備しておきましょう。住民票などの取得にも時間がかかる場合があります。また、有効期限がある書類もあるので注意が必要です。土日祝日と被ることで必要な書類が手に入らないこともあるため注意しましょう。

7.2 警察署・運転免許センターの混雑状況を調べておく

警察署や運転免許センターは曜日や時間帯によって混雑状況が異なります。事前に調べて、比較的空いている時間帯を狙って行くと待ち時間を短縮できるのでおすすめです。各都道府県警察のウェブサイトなどで混雑状況を確認できる場合があります。詳しくは公式ウェブサイトをご確認ください。

7.3 オンライン申請を活用する

一部の地域では、免許証の住所変更手続きをオンラインで行うことができます。警察署や運転免許センターに出向く必要がないため、時間や手間を大幅に節約できます。対応している地域や手続き方法については、各都道府県警察のウェブサイトで確認しましょう。

7.4 手続きに必要な持ち物をリスト化し、忘れ物を防ぐ

手続きに必要な書類や持ち物をリスト化しておくと、忘れ物を防ぐことができます。チェックリストを作成し、出発前に確認するようにしましょう。以下に見本を示します。

7.5 余裕を持ったスケジューリングを

手続きには予想以上に時間がかかる場合があります。時間に余裕を持ってスケジュールを立て、焦らず落ち着いて手続きを行いましょう。特に、引越し直後や結婚式の準備などで忙しい時期は、時間に余裕を持つことが大切です。

これらのポイントを踏まえ、スムーズに免許証の変更手続きを済ませましょう。手続きを完了したら、安心して新しい生活をスタートできます。

8. まとめ

引越しや結婚といったライフイベントに伴う免許証の住所・氏名変更手続きは意外と忘れがちです。しかし、住所変更は義務であり、怠ると罰則の対象となる可能性があります。身分証明書使用するためにも、免許証を最新の状態にしておくことは重要です。手続き自体は、必要な書類さえ揃えてしまえば、警察署(運転免許センター/交通センター)で比較的スムーズに行えます。

この記事で紹介した必要書類や手続きの流れを参考に、忘れずに免許証の変更手続きを行いましょう。忙しい時期だからこそ、事前に準備を整え、スムーズな手続きを心がけてください。この記事が新生活のサポートにつながれば幸いです。