2025/11/05
運転お役立ち情報

自動車学校の仕事内容が丸わかり!意外と知らない業務内容を解説

自動車学校で働くって、どんなイメージがありますか?
多くの方が「自動車学校」と聞いてまず思い浮かべるのは、教習指導員かもしれません。
もちろん、教習指導員は安全運転を教える大切な仕事ですが、実は自動車学校には、それ以外にもたくさんの職種があるのをご存じでしょうか?
今回は、教習指導員の仕事はもちろん、受付事務や広報、送迎スタッフ、車両整備、総務・経理、採用といった、多岐にわたる自動車学校の仕事内容を詳しく解説します。
それぞれの仕事の具体的な業務内容ややりがい、どんな人が向いているのか、そして未経験からでも挑戦できるのか、資格取得のサポート体制まで、気になる疑問を一つずつ解決していきます。

1. 自動車学校にはどんな仕事があるの?全体像をチェック!

「自動車学校の仕事って、やっぱり教習指導員だけなのかな?」って、漠然と考えている人もいるかもしれません。

でも実は、自動車学校には教習指導員以外にも、たくさんの魅力的な仕事があります。お客様が安全に運転免許を取得できるよう、それぞれの持ち場で大切な役割を果たしているスタッフがたくさんいます。

ここでは、自動車学校で働くことの全体像を、分かりやすくお話ししていきます。

1.1 教習指導員だけじゃない!多岐にわたる職種

多くの人が「自動車学校」と聞いてまず思い浮かべるのは、やはり教習指導員ではないでしょうか。
教習指導員は、教習車に同乗して運転の方法を教えたり、学科の授業で交通ルールやマナーを伝えたりする、まさに安全運転のスペシャリストです。もちろん、教習指導員は自動車学校の仕事の中心的な存在です。

しかし、実は自動車学校の運営には、教習指導員以外にも様々な職種の人たちが力を合わせています。お客様がスムーズに教習を進められるように、それぞれの持ち場で大切な役割を果たしています。

例えば、学校の顔としてお客様を最初にお迎えする「受付事務」や、学校の魅力を発信する「広報・営業」。そして、お客様が安心して通えるようにバスを運転してくれる「送迎」のスタッフや、教習車の安全を守る「車両整備」のスタッフもいます。それぞれの仕事が連携し合うことで、教習生が快適に、そして安全に免許取得を目指せる環境が作られています。

具体的にどんな仕事があるのか、一覧でご紹介します。

職種 主な仕事内容 役割
教習指導員 学科教習、技能教習、高齢者講習など 運転技術と交通安全知識の指導
受付事務 入校手続き、教習予約、各種問い合わせ対応など 教習生のサポートと学校運営の円滑化
広報・営業 ホームページやSNSでの情報発信、お客様に最適なプランのご提案など 学校の魅力発信と入校促進
送迎スタッフ 教習生の自宅や最寄りの駅までの送迎 通学の利便性向上と安全な移動の確保
車両整備スタッフ 教習車の点検、整備、修理など 教習車の安全確保と快適な教習環境の維持
総務・経理 備品管理、給与計算、福利厚生、法令遵守など 働きやすい環境整備と学校経営の安定化
採用 新卒採用、中途採用、会社説明会運営など 新たな人材の採用

どの仕事も、お客様が無事に運転免許を取るために欠かせない大切な役割を担っています。これらの職種が連携し合うことで、安全で質の高い教習サービスが提供されています。

2. 安全運転のプロ!教習指導員の仕事を紹介

教習指導員は、教習車に同乗して運転の方法を教えたり、学科の授業で交通ルールやマナーを伝えたりする、まさに安全運転のスペシャリストです。

教習生が安全に免許を取れるように、そして卒業後も安心して運転できるように、さまざまな角度からサポートする、とてもやりがいのある仕事です。

ここでは、教習指導員がどんな仕事をしているのか、具体的な内容をご紹介します。

2.1 教習指導員の具体的な仕事内容

教習指導員の仕事は、大きく分けて3つの柱があります。車の運転を直接指導する「技能教習」、交通ルールや安全運転の知識を教える「学科教習」、そしてさまざまな運転に関する「各種講習」の実施です。それぞれの内容を詳しくご紹介します。

2.1.1 学科教習で安全運転の知識を伝える

学科教習では、教室で交通ルールや標識の意味、危険予測、応急救護処置、そして車の仕組みなど、安全運転に必要な知識を分かりやすく伝えます。ただ一方的に説明するだけでなく、「なるほど!」と納得してもらえるように、実例を交えたり、質問に丁寧に答えたりしながら進めていくのがポイントです。

特に道路交通法は覚えることが多いので、工夫を凝らして分かりやすく伝えることを大切にしています。お客様とのコミュニケーションを重視し、交通安全について深く考えられるようなディスカッションの機会を設けることもあります。

2.1.2 技能教習で運転技術をしっかり指導

多くの人が教習指導員と聞いて一番イメージする「運転を教える」仕事ですよね。

教習車に一緒に乗り込み、ハンドルの操作、ブレーキの踏み方、アクセルの加減といった運転の基本から、路上での運転や、方向変換や縦列駐車といった後退のやり方、高速道路での運転まで、運転に必要な技術を一つひとつ丁寧に指導していきます。

最初は教習所のコース内で、仮免許が取れたら一般の道路に出て練習します。教習生一人ひとりの運転スキルや性格に合わせて、教え方を工夫するのが教習指導員の腕の見せ所です。最初は緊張している方も多いので、優しく声をかけたり、小さな成功体験を積み重ねてもらったりして、自信を持てるようにサポートしています。教習生の成長を間近で見られるのは、この仕事の大きなやりがいの一つです。

2.1.3 高齢者講習や交通安全教室などの運営

教習指導員の仕事は、これから運転免許を取る方を育てるだけではありません。すでに免許を持っている方がこれからも安全に運転できるよう、さまざまな講習会も担当しています。

例えば、免許更新時に必要な「高齢者講習」では、認知機能検査や実車指導を通して、高齢ドライバーの安全運転をサポートしています。また、地域の小学校〜大学・専門学校の児童・生徒を対象に「交通安全教室」を開催することもあります。これらも、地域全体の交通安全を守る大切な活動の一つであり、地域社会に貢献できるとてもやりがいのある仕事です。

2.2 教習指導員のやりがいと大変なこと

どんな仕事にも、楽しいこともあれば、大変なこともありますよね。教習指導員の仕事も例外ではありません。ここでは、この仕事の魅力と、ちょっぴり大変なところを正直にご紹介します。

2.2.1 教習生の成長を間近で見られる喜び

教習指導員の仕事で一番のやりがいは、やはり教習生がどんどん成長していく姿を間近で見られることです。最初はハンドルを握るのもおっかなびっくりだった方が、練習を重ねてスムーズに運転できるようになる。そして、学科試験や技能検定に合格して、満面の笑みで「ありがとうございました!」と言ってくれる瞬間は、本当に感動します。

学科で一生懸命覚えた交通ルールを、実際の運転でしっかり守ってくれたり、安全確認がスムーズにできるようになったりするのを見ると、「ちゃんと伝わった!」と達成感を感じます。卒業検定に合格した時の、教習生の最高の笑顔は格別の嬉しさです。

お客様が自信を持って社会に出ていく手助けができるのは、すごく素敵なことだと思います「◯◯さんのおかげで免許取れました!」「運転が楽しいです!」なんて感謝の言葉を頂いたときは、本当にこの仕事をしていてよかったなと感じます。

2.2.2 安全運転を教える責任感とプレッシャー

一方で、この仕事には大きな責任とプレッシャーも伴います。私たちが教えているのは、ただの運転技術だけではありません。お客様の命はもちろん、地域の「交通安全」を担います。

教習中は常に集中して、一つひとつの指導に細心の注意を払う必要があります。教習生が運転中にミスをしそうになった時は、速やかにフォローしたり、危険を回避したりする判断力も求められます。「この方を一人前の安全なドライバーに育てるんだ」という強い責任感を持って、毎日教習に臨んでいます。

卒業後、もし事故を起こしてしまったら…と考えると、やはりプレッシャーを感じることもあります。一人ひとりの教習生に合わせた教え方を考えたり、運転が苦手な方には特に根気強く向き合ったりするのも、大変なことの一つかもしれません。

しかし、それも安全運転を教えるためには欠かせないことです。交通ルールは時に変わることもあるため、自分自身も常に最新の知識をアップデートしていく必要もあり、日々勉強が必要です。

2.3 教習指導員になるには?デビューまでのステップを解説

「教習指導員って、どうやったらなれるんだろう?」と気になっている方もいるかもしれません。

実は、教習指導員は国家資格です。いきなり資格が取れるわけではなく、いくつかのステップを踏んでいくのが一般的。

ほとんどの場合、まずは自動車学校に「指導員候補生」として入社することからスタートします。入社後、先輩指導員から運転技術や交通法規、そして人に教えるためのスキルを学びます。そして、公安委員会が実施する「教習指導員審査」という審査に合格する必要があります。

この審査を受けるには、21歳以上で、教習する車種の運転免許を持っていることなどが条件になります。

審査では、学科3科目、技能1科目、面接2科目の計6科目があり、さまざまな内容が問われます。
学科試審査では、交通法規はもちろん、運転や教習に関わる法令、教育に伴う知識に関する筆記問題があり、技能審査では、模範的な運転ができるかどうかがチェックされます。面接によるそれらを総合的に審査され、6科目全てに合格する必要があります。

合格するのは簡単ではありませんが、しっかり勉強すれば大丈夫です!無事に合格して資格が取れたら、晴れて教習指導員としてデビューできます。働き始めてからも、新しい交通ルールや教習方法について学んだり、定期的に研修を受けたりして、常にスキルアップしていく必要がありますが、研修制度がしっかりしている自動車学校も多いので安心して挑戦できます。

なお、審査の内容や実施方法は都道府県により多少異なります。例えば、筆記試験が正誤式の◯✕問題で出題されるところもあれば、論文形式で出題されるところもあります。今回は新潟県を例にご紹介しました。

3. 縁の下の力持ち!教習指導員以外の仕事を紹介

教習指導員以外にも学校を支える大切な仕事がたくさんあります!どれも教習生のみんなが安心して免許を取れるように、陰でしっかりサポートする重要な役割があります。ここからは、そんな縁の下の力持ちの仕事を紹介していきます。

3.1 学校の顔として教習生をサポート「受付事務」

自動車学校の顔とも言えるのが、受付事務のスタッフです!教習所に初めて来たときに、一番最初に出会うのが受付の人たちですよね。入校の手続きから、日々の教習の予約料金の支払いまで、お客様がスムーズに教習を進められるようにサポートする仕事です。

主な仕事内容は以下のとおりです。

  • 【入校手続き・説明】料金プランや必要な書類について分かりやすく説明。教習生の個人情報登録など。
  • 【教習の予約・変更】学科教習や技能教習の予約管理。それをもとに教習指導員の配車スケジュールの作成。
  • 【料金の精算】教習料金の支払いや、追加教習費用の精算など、お金に関する手続き。
  • 【電話・来客対応】電話対応や、来客応対。
  • 【各種書類発行】卒業証明書の発行など、免許取得に必要な書類発行の手続き。

受付事務のスタッフがいるからこそ、お客様は安心して教習に集中できます。笑顔で迎えてくれる受付の存在は、教習生のモチベーションにもつながる、とても大切な役割です。

3.2 学校の魅力を発信!「広報・営業」

「この自動車学校、なんか良さそう!」と思っていただけるように、学校の魅力をたくさんの人に伝えるのが広報や営業の仕事です。SNSでの情報発信や、お客様への訪問など、学校の「顔」を作っていくクリエイティブな仕事です。

広報・営業担当の主な業務は次のとおりです。

  • 【ウェブサイト・SNS運用】ウェブサイトやSNSなどの管理運営、情報発信。
  • 【パンフレット・チラシ作成】学校のパンフレットやチラシをデザイン、作成。
  • 【イベント企画・運営】免許相談会などのイベントや地域の交通安全イベントなどの企画運営。
  • 【出張説明会】高校や大学に出向いて、免許に関する説明会の開催。

学校の「ファン」を増やすために、常に新しいアイデアを考えて、多くの人にアプローチしていく、とてもやりがいのある仕事です。

3.3 安全な通学を支える「送迎スタッフ」

「学校までちょっと遠いな…」「雨の日も通いやすいかな?」そんな心配をなくしてくれるのが、送迎バスのドライバーです。お客様が安全に、そして快適に学校に通えるように、毎日たくさんの人を送り迎えしています。

送迎ドライバーの主な業務は次のとおりです。

  • 【送迎バスの運転】お客様のご自宅や最寄りの駅までの送迎
  • 【車両の日常点検・清掃】快適な送迎ができるよう、日常点検と清掃。
  • 【運行ルートの作成・確認】交通状況に合わせて、最適な運行スケジュールの作成。

「今日も一日頑張ろう!」といった、送迎ドライバーからの言葉掛けやコミュニケーションは指導員とは別の安心感があり、送迎バスの運転以外にも、お客様のサポートができる仕事です。

3.4 教習車の安全を守るプロ「車両整備スタッフ」

教習指導員が教習車で安全に教習できるのは、車両整備のスタッフがいるからこそです!教習に使われる車がいつも最高のコンディションでいられるように、点検や修理をしてくれる、まさに「縁の下の力持ち」です。

車両整備の具体的な仕事内容はこんな感じです。

  • 【点検整備】タイヤの空気圧チェックなどの日常点検や定期メンテナンス。
  • 【故障時の修理・メンテナンス】教習車の不具合改善、修理。
  • 【消耗品の交換】オイル交換やブレーキパッド、ワイパーなど、消耗品の定期的な交換。

お客様の命を預かる教習車の整備の仕事は、安全運転の基礎を支えるとても責任感のある、そして専門知識が活かせる仕事です。

3.5 働きやすい環境を整える「総務・経理」

自動車学校がスムーズに運営されるためには、目立つことは少ないけれど、とても大切な役割を担っている人たちがいます。それが、会社の「縁の下の力持ち」とも言える総務・経理のスタッフです。学校全体の働きやすい環境を整えたり、お金の管理をしたりと、幅広い業務で会社の経営を支えています。

具体的な仕事内容は多岐にわたります。

  • 【施設管理・備品調達】教習所内の建物や設備の維持管理、教習に必要な備品や消耗品の発注・管理など。
  • 【労務管理サポート】スタッフの勤怠管理、給与計算、社内の衛生管理など。
  • 【予算管理・精算業務】学校運営に関わる予算の管理、経費の精算、取引先への支払い業務など。
  • 【会計処理・税務処理】日々の取引を会計ソフトに入力、月次・年次の決算業務や、税務に関する処理。

総務・経理のスタッフがいるからこそ、教習指導員や受付スタッフがそれぞれの業務に集中でき、学校全体が円滑に機能します。まさに、学校運営には欠かせない大切な存在です。

3.6 未来の仲間をつなぐ「採用・人事」

自動車学校の魅力を伝え、共に働く仲間を迎え入れる。そんな大切な役割を担っているのが、「採用・人事」のスタッフです。

教習指導員や受付スタッフなど、それぞれの職種に合った人材を見つけるために、求人内容の作成や応募者対応、面接の日程調整などを行います。また、採用後の研修や職場定着のサポートなど、入社前から入社後まで人に寄り添う仕事でもあります。

採用の仕事内容は、主に下記のようなものがあります。

  • 【求人・採用活動】求人サイトや学校訪問などを通して新しい仲間を募集。応募者対応や面接調整など。
  • 【説明会・イベント運営】就職ガイダンスや会社説明会などの企画・運営。
  • 【入社サポート】新入社員の受け入れ準備や研修を行い、安心してスタートできるよう支援。
  • 【スタッフフォロー】入社後の相談対応やキャリア支援など、働きやすい環境づくり。

採用・人事の仕事は、単に人を“採る”だけではありません。学校の理念や雰囲気に共感してくれる人と出会い、「ここで働いてよかった」と思える仲間を増やしていく、そんなやりがいのあるポジションです。

4. 自動車学校で働く魅力とは?気になる疑問を解決!

自動車学校の仕事に、どんなイメージを持っていますか?

もしかしたら、「自分には敷居が高い」とか「すごく難しそう…」 と思っている人もいるかもしれません。でも実は、多くのスタッフが未経験からのスタートで、想像以上にやりがいがあって、たくさんの魅力が詰まっている仕事なんです。

4.1 未経験からでも挑戦できる?資格取得サポートについて

「運転は好きだけど、教えるのは初めてだし、資格も持ってないから無理かな…」って思っていませんか?

実は、未経験から自動車学校の仕事を始める人がほとんどなんです。特に教習指導員は、国家資格が必要な専門職ですが、多くの自動車学校では、資格取得に向けたサポート体制がしっかり整っています。

例えば、入社後に「教習指導員候補生」として働きながら、資格取得を目指せる学校が多いです。まずは受付事務や送迎業務など、学校運営に欠かせない業務を経験しつつ、教習指導員になるための研修を受けることになります。学科試験や技能試験、面接試験など、いくつかのステップがありますが、先輩指導員が丁寧にアドバイスしてくれるので安心してください。

中には、資格取得にかかる費用を会社が一部または全額負担してくれる「資格取得支援制度」を設けている自動車学校もあります。このように、多くの自動車学校が支援制度を整えているので、運転経験がなくても、安心してチャレンジできるのがこの仕事の大きな魅力の一つです。

4.2 どんな人が向いている?自動車学校の仕事に活かせる強み

では、どんな人が自動車学校の仕事に向いているか、いくつかポイントをまとめてみました。「これ、私に当てはまるかも!」と思う項目が見つかるかもしれません。

4.2.1 人と接するのが好きな人

お客様との毎日のコミュニケーションはもちろん、受付や送迎など、様々な場面で人と関わることがあります。明るい笑顔で接することができれば、お客様も安心して教習に臨むことができます。

4.2.2 人の成長をサポートしたい人

運転技術が上達したり、免許取得を喜ぶ教習生の姿を間近で見られるのは、この仕事の大きなやりがい。誰かの「できた!」を一緒に喜べる人にはぴったりです。

4.2.3 責任感が強く、安全意識が高い人

教習生に安全運転の知識と技術を教えることは、命に関わる大切な仕事です。常に安全を最優先に考え、責任感を持って業務に取り組めることが求められます。

4.2.4 根気強く、ポジティブな人

教習生に安全運転の知識と技術を教えることは、命に関わる大切な仕事です。常に安全を最優先に考え、責任感を持って業務に取り組めることが求められます。

4.2.5 ルールなどを守って取り組める人

教習は道路交通法をはじめ、公安委員会からの指示などにも従って行います。勝手にやり方を変えることもできないこともあり、あらかじめ決められたやり方に沿って、確実に業務に取り組む必要があります。決められたルールを守って、コツコツと実績を積み重ねられる人にもピッタリな仕事です。

4.2.6 運転が好き、車やバイクが好きな人

もちろん、運転が好きという気持ちは、教習指導員にとって大きな原動力になります。車の知識を深めたり、最新の安全技術に触れる機会も多いので、車好きにはたまらない環境です。

自動車学校の仕事は、お客様の人生の節目に立ち会い、安全な社会づくりに貢献できる、とても価値のある仕事です。少しでも興味を持ったら、ぜひ一歩踏み出してみてください。

4.3 六日町自動車学校で求める人物像

前述で自動車学校の仕事が向いている人について紹介しましたが、なんだかすごくキラキラしていて「自分には…当てはまらないかも…」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

もちろん上記の面を持ち合わせる方は自動車学校での仕事が向いていると思います。ですが、長所と短所はコインの裏表。「短所である強み」がある六日町自動車学校では考えています。

詳しくは採用サイトにて掲載していますが、簡単に六日町自動車学校で求めている人物像をご紹介します。

4.3.1 運転に自信のない人

自動車学校なのに運転に自信がなくて良いの?と思われるかもしてませんが、それでOKです!運転は入社後に上手くなれば良い。自動車学校なので運転を教わる機会には困りません。

とかく教育の場面では、”教える人はできて当たり前”なので「なんでそんなこともできないんだ」となりがちです。運転が苦手、自信がないからこそ、より教習生の立場に立って、一緒に苦手を克服する視点を持つことができるので、「運転に自信のない人」大歓迎です。

4.3.2 他人とのコミュニケーションが苦手な人

「人と話すのが得意じゃないけど、自動車学校の仕事って大丈夫かな?」
そう思う方もいるかもしれません。でも、まったく問題ありません。

教習所の仕事は、にぎやかに話すことよりも、相手の話をよく聞くことが大切です。
教習生が不安そうにしていたら、その気持ちに気づいてあげられる。そんな“気づき”や“思いやり”の力が、良い教習につながります。

最初からコミュニケーションが得意である必要はありません。丁寧に人と向き合おうとする姿勢があれば、それが何よりの強みです。話すことが少し苦手でも、人を思いやる気持ちがある人なら、六日町自動車学校でしっかり活躍できます。「他人とのコミュニケーションが苦手な人」大歓迎です。

4.3.3 ITが不得意な人

「パソコンがあまり得意じゃない」「スマホも最低限しか使わない」
そんな方でも大丈夫です。六日町自動車学校では、ITスキルが不得意な方でも安心して働けます。

教習所の業務では、専用のシステムやソフトを使うこともありますが、操作方法は先輩スタッフが丁寧に教えてくれるので、少しずつ覚えていけば大丈夫。最初からITに詳しい必要はありません。

とはいえ、お客様のニーズに応えたり、より働きやすい職場環境にするために必要なITツールはどんどん導入していきます。ですが、都度使い方の勉強会などを行っているので、ITが苦手だからといって遠慮する必要はありません。「ITが不得意な人」大歓迎です。

このように、”一般的に良い”とされている強みの裏面、”苦手だから相手の立場に立って考えられる強み”があると考えるので、「教習所で働くのは少しハードルが高そう・・・」と思われた方こそ、ぜひ六日町自動車学校の会社見学会にお越しいただき、社内の雰囲気を感じてみてください。

5. まとめ

自動車学校の仕事内容について、教習指導員のお仕事から、それを支える様々な職種までご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

多くの方がイメージする教習指導員はもちろん、受付事務、広報・営業、送迎スタッフ、車両整備スタッフ、そして総務・経理、採用など、自動車学校には本当に多様な仕事があることがお分かりいただけたかと思います。

どの仕事も、これから免許を取る教習生の方が安心して学び、安全なドライバーとして社会へ羽ばたくために、欠かせない大切な役割を担っています。

「未経験だから不安だな…」と感じる方もいるかもしれませんが、多くの自動車学校では資格取得のサポート体制が整っています。人とのコミュニケーションが好き、誰かの役に立ちたい、安全運転社会に貢献したい、そんな思いがある方なら、きっとやりがいを見つけられるはずです。

自動車学校での仕事は、教習生の方々の成長を間近で見守り、喜びを分かち合える素敵な経験がたくさん待っています。ぜひ、あなたの可能性を自動車学校で広げてみませんか?