2025/12/17
運転お役立ち情報

【最新版】教習所入校時の本人確認書類チェックリスト

教習所への入校や運転免許の取得は、新しい生活への第一歩でワクワクしますよね。
でも、最初に「本人確認書類の準備」でつまずいてしまう方も少なくありません。「どんな書類が必要なの?」「これだけで大丈夫かな?」と、不安に感じることもあるのではないでしょうか。

今回は、そんなあなたの疑問を解消し、教習所入校や運転免許センターでの運転免許申請時に必要な本人確認書類を迷わず、スムーズに準備できるよう、具体的な書類の種類や準備のポイントを分かりやすく解説します。

1点で本人確認ができる書類から、2点必要な書類まで、ややこしいものも細かくリストアップしていますので、ご自身の状況に合わせて必要なものがすぐに分かります。特に、有効期限の確認や、最近変更になった「健康保険証」に関する大切な情報もご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

教習所での本人確認は安全で公正な教習や検定を行うために必要不可欠。安心して入校できるよう、この記事を参考にしっかり準備を整えましょう!

1. 教習所入校に本人確認書類が必要な理由

教習所に入校するときや、運転免許センターでの運転免許申請時には必ず本人確認書類の提示が求められます。これは、皆さんが安心して教習を受け、公正に運転免許を取得できるようにするための、とても大切な手続きです。

具体的には、主に次の3つの理由から、本人確認書類が必要になります。

1.1 法律で定められているから

運転免許の取得は、国の法律である道路交通法に基づいて行われます。教習所での教習や、公安委員会が実施する運転免許試験の過程では、受験する方が間違いなく本人であることを証明する義務があります。これは、免許の不正取得を防ぎ、交通社会の安全を守るための、非常に重要なルールです。

1.2 不正行為を防止するため

もし本人確認がきちんと行われないと、他人が代わりに教習を受けたり、試験を受けたりするといった不正行為が発生する可能性があります。このような事態を防ぐためにも、厳格な本人確認は欠かせません。

1.3 適切な教習や試験を行うため

教習所では、皆さんの年齢やこれまでの運転経歴(もしあれば)に応じて、適切な教習カリキュラムが組まれます。また、検定においては、受験資格があるかどうかを確認する必要があります。

例えば、普通自動車の仮免許を取得するためには、18歳以上である必要があります(2025年12月現在)。本人確認書類は、こうした皆さんの個人情報を正確に把握し、適切で安全な教習や試験を提供するために不可欠なのです。

2. 1点で本人確認できる書類

教習所への入校手続きや、運転免許センターでの運転免許申請時などの重要な場面では、ご本人であることを証明する書類が必ず必要になります。これは、なりすましなどを防ぎ、皆さんの大切な個人情報を守るために定められている大切なルールです。

まず初めに、1点だけで本人確認が完了する、特に便利な書類をご紹介します。ほとんどの書類は、国や公的な機関が発行した顔写真付きの身分証明書が該当しますので、ぜひお手元にあるか確認してみてください。

2.1 国などの公的機関が発行した顔写真入りの身分証明書など

以下にご紹介する書類は、1点だけで本人確認ができる、信頼性の高い公的な身分証明書です。顔写真が付いているため、手続きをスムーズに進めることができます。

2.1.1 運転免許証


すでに運転免許をお持ちの方は、運転免許証が最も確実で手軽な本人確認書類となります。教習所での手続きはもちろん、日常生活のあらゆる場面で身分証明として利用されています。

有効期限が切れていないか、また記載されている住所や氏名が最新の情報になっているかを事前に確認しておきましょう。住所変更や結婚などで記載事項の変更が出た場合には、最寄りの運転免許センターまたは地域の交通センターなどで「裏書」をして最新状態に更新しましょう。

2.1.2 マイナンバーカード(個人番号カード)


マイナンバーカードも、顔写真付きのICカードで、本人確認書類として非常に有効です。こちらも、記載内容が最新であること、そして有効期限内であることを確認することが大切です。

なお、「マイナンバーの通知カード」は本人確認書類として使用できません。ご注意ください。

2.1.3 パスポート


海外渡航時に使用するパスポートも、顔写真付きの公的な身分証明書として認められています。こちらも有効期限が切れていないか、事前にしっかりと確認が必要です。

2.1.4 在留カード


日本に在留する外国籍の方は、在留カードが本人確認書類として使用できます。顔写真付きで、氏名、生年月日、国籍・地域、在留資格、在留期間などが記載されています。

有効期限や記載内容に誤りがないか、必ず確認してください。

2.1.5 その他、国または公的な機関が発行した顔写真入り身分証明書

上記以外にも、国や地方公共団体が発行した顔写真付きの身分証明書であれば、1点で本人確認できる場合があります。

例えば、顔写真付きの各種福祉手帳(身体障がい者手帳)などが該当します。ご自身のもつ身分証明書が本人確認として利用できるか不安な場合には、入校を検討している教習所や、最寄りの運転免許センターに直接問い合わせてみるのが一番確実です。

これらの書類は、どれか1点があれば本人確認が完了します。

3. 2点で本人確認できる書類

運転免許証やマイナンバーカードのように、顔写真付きの公的な身分証明書をお持ちでない場合でもご安心ください。教習所では、いくつかの書類を組み合わせて本人確認を行うことができます。基本的には、公的な書類を2点、または公的な書類1点とそれに準ずる書類1点の組み合わせで確認することが多いです。

ここでは、主に公共機関などが発行した書類を中心に、2点で本人確認ができる書類について詳しくご紹介しますね。

3.1 公共機関などが発行したものなど

国や地方公共団体が発行する書類のほか、社会的に信頼性の高い機関が発行する書類も、本人確認に利用できる場合があります。これらの書類は、最新の状態であり、氏名や住所が正確に記載されていることが重要になります。

3.1.1 健康保険資格確認書


健康保険資格確認書は、マイナンバーカードを健康保険証として利用していない人(マイナ保険証未登録者)向けに発行される、健康保険の資格を証明するカードサイズの書類です。

本人確認書類として利用する際は、本人名義であることを確認してください。

3.1.2 学生証


高校生や大学生の皆さんは、学生証も本人確認書類として利用できます。ただし、学生証の種類によっては本人確認書類として使用できない場合があります。教習所での本人確認書類として認められる学生証は下記の3種類になります。

  • 学校の押し出しスタンプがあるもの
  • カードタイプで校印があるもの
  • 電子学生証

学校によって学生証の形式は異なりますので、本人確認書類として使用できるものか、事前に確認しておくと安心です。

3.1.3 通帳

銀行などの金融機関が発行する通帳も、教習所の入校時本人確認書類の一つとして認められます。他の書類以上に紛失時のリスクが大きいものになるため、管理には十分注意しましょう。

3.1.4 キャッシュカード、クレジットカード

日常的によく使うキャッシュカードやクレジットカードも、氏名が記載されていれば本人確認書類として利用できます。こちらも通帳同様、管理には細心の注意をはらいましょう。

3.1.5 各種年金手帳または年金証書

年金手帳や年金証書も、公的な書類として本人確認に利用できます。

3.1.6 記名式SuicaやPASMO、定期券

交通系ICカードのSuicaやPASMOや定期券も、氏名が登録されている記名式であれば、本人確認書類として利用できます。

3.1.7 法人が発行した身分証明書

法人が発行した社員証などの書類も身分証明書として使用することができます。有効期間などが明記されている場合には、有効期限内の最新のものか確認しましょう。

4. 教習所の本人確認書類準備で気をつけたいこと

教習所への入校の際、本人確認書類はただ用意すれば良いわけではありません。提出時に慌てないよう、いくつかの重要な注意点を確認しておきましょう。

4.1 有効期限は必ずチェック

パスポート、マイナンバーカード、運転免許証(仮免許証含む)など、本人確認書類には有効期限がある場合があります。期限切れの書類は本人確認書類として使用できません。

手続き遅延の原因となり、入校時期が遅れてしまうため、教習所へ行く前にお手持ちの書類の有効期限を一つずつ確認するようにしましょう。

4.2 記載内容が最新か確認しましょう

書類に記載された住所や氏名が、現在の情報と一致しているか確認は必須です。引越しや結婚などで変更があった場合は、速やかに更新手続きを済ませましょう。

情報が古いままだと本人確認書類として認められないこともあります。記載内容と現情報が異なる場合は、事前に各発行機関で変更手続きを済ませておくと安心です。

4.3 原本を持参してください

教習所での本人確認には、必ず書類の原本が必要です。コピーや写真データなどは原則認められません。

書類の真正性確認のため、忘れずに原本を持参しましょう。その際、どの本人確認書類であっても非常に重要なもので、紛失時には様々なリスクが伴います。紛失のないよう管理は徹底しましょう。

4.4 「健康保険証」が本人確認で使用できなくなりました

これまで本人確認に広く使われてきた健康保険証ですが、教習所ににおいては2025年12月2日より本人確認書類として認められなくなりました

顔写真がない点や偽造防止の観点から、より厳格な本人確認が求められるためです。健康保険証を考えていた場合は、事前に教習所へ確認するか、運転免許証やマイナンバーカードなど、顔写真付きの公的書類を準備することを強くおすすめします。

5. 教習所入校の本人確認書類最終チェックリスト

いよいよ教習所への入校手続きや、技能検定、卒業検定の受験日です。当日慌てないためにも、必要な本人確認書類がきちんと揃っているか、最終確認をしておきましょう。

5.1 1点で本人確認できる書類

以下の書類は、単独で本人確認書類として利用できます。いずれか1点を持参してください。

  • 運転免許証
  • マイナンバーカード(個人番号カード)
  • パスポート
  • 在留カード
  • その他、国または公的な機関が発行した顔写真入り身分証明書

5.2 2点で本人確認できる書類

顔写真付きの公的書類をお持ちでない場合は、以下の書類から2点を組み合わせて持参してください。

  • 健康保険資格者書
  • 学生証
  • 通帳
  • キャッシュカード、クレジットカード
  • 各種年金手帳
  • 記名式SuicaやPASMO、定期券
  • 法人が発行した身分証明書

5.3 教習所の本人確認書類準備で気をつけたいこと

書類を準備する際には、以下の点に特に注意してください。

5.3.1 有効期限は必ずチェック

どんな書類も、有効期限が切れていると本人確認書類として認められません。必ず期限内であることを確認してください。

5.3.2 記載内容が最新か確認しましょう

住所や氏名など、記載されている情報が現在のものと一致しているか確認しましょう。転居などで情報が変わっている場合は更新手続きが必要です。

5.3.3 原本を持参してください

本人確認書類は、コピーではなく必ず原本を持参してください。スマートフォンなどで撮影した画像も不可となります。

5.3.4 「健康保険証」が本人確認で使用できなくなりました

2024年12月2日以降、健康保険証は本人確認書類として利用できなくなりましたのでご注意ください。健康保険証に変わり、「健康保険資格確認書」が本人確認書類として使用できます。

6. まとめ

スムーズに教習をスタートさせるためにも、本人確認書類の準備はとても大切です。教習所への入校時や、運転免許センターでの運転免許申請時に本人確認書類は必ず必要になります。

準備の際は、有効期限が切れていないか、記載されている情報が最新か、そして必ず原本を持参する、という3つのポイントをしっかり確認してください。特に、1点では本人確認書類として使用できないものもあるため、事前によく確認しましょう。

この記事でご紹介したリストも活用しながら、早めに準備を進めると安心です。もし何か不明な点や不安なことがあれば、いつでも六日町自動車学校にご相談ください。皆さんの免許取得を心から応援しています!