自動車学校で行われる最後の検定「卒業検定」に合格すると自動車学校を卒業することができます。しかし、それだけでは免許を取得することはできません。今回は自動車学校を卒業した後、免許取得に必要な手続きについてご紹介していきます。
本コラムは2024年12月24日時点の流れとなります。今後、受験手続きの流れや当日の持ち物に変更が出てくることもありますので、直前に住所地の公安委員会ホームページで再度ご確認をお願いします
卒業後の流れ
自動車学校を卒業した後、下記の手順で手続きを進めることで免許証を取得することができます。新潟県で初めて普通免許を受ける方を例にご紹介しますので、他県の方は住所地の公安委員会ホームページにてご確認下さい。また、すでに自動二輪免許をお持ちの方の流れは今回のコラムではご紹介しませんので、公安委員会ホームページにてご確認ください。
なお、卒業時に発行される「卒業証明書」の
有効期限は1年間です。期限を過ぎますとスムーズな免許取得はできませんのでご注意下さい。
- 本免学科試験事前予約
- 本免学科試験受付
- 適正検査
- 本免学科試験説明
- 本免学科試験
- 合格発表
- 写真撮影
- 免許証交付
本免学科試験事前予約
自動車学校を卒業を卒業したら本免学科試験の予約を取ります。
新潟県には、新潟会場、長岡会場。上越会場、佐渡会場の4箇所で受験することができます。住民票が新潟県にある方は最寄りの会場の予約をとりましょう。佐渡会場のみWEB予約ができませんので電話で問い合わせます。予約は下記サイトより取ることができます。
本免学科試験実施日の1週間前0時から、本免学科試験実施日前日の16時まで予約が可能です。先着順となりますので早めに予約しましょう。
新潟県形運転免許学科試験予約
進学などで普段は県外にお住まいの方は、住民票を新潟県で登録している場合には県外で受験することができませんのでご注意ください。
本免学科試験受付
試験日当日、事前に予約した会場に行き、まずは本免学科試験の受付を済ませます。
受付に必要なものは下記のとおりです。
- 運転免許申請書
- 質問票
- 卒業証明書
- 運転免許証・仮免許証
- 本籍・国籍が記載された住民票(マイナンバーの記載されていないもの)
- 写真1枚
- 本人確認書類
- 本免学科受験手数料
運転免許申請書
こちらは会場に置いてありますので、記入台の案内に沿って記入しましょう、六日町自動車学校を卒業された新潟県内に住所登録のある方は、卒業時に記入済みのものをお渡ししています。
質問票
こちらも会場に置いてありますので、記入台の案内に沿って記入しましょう。六日町自動車学校を卒業された新潟県内に住所登録のある方は、卒業時にお渡しします。未記入の状態でお渡ししますので記入して提出しましょう。
卒業証明書
自動車学校卒業時にお渡ししますので忘れずに持参しましょう。
運転免許証・仮免許証
原付免許をお持ちの方は運転免許証と仮運転免許証を、お持ちでない方は仮運転免許証を持参しましょう。
本籍・国籍が記載された住民票
マイナンバーの記載されていないものを持参します。取得時にマイナンバーの記載を選べますので、必ず記載なしを選択しましょう。
写真1枚
申請前6か月以内に撮影、縦3cm横2.4cm、原則無帽、正面、上三分身、無背景のものを1枚持参します。六日町自動車学校を失業される方には、卒業時に必要枚数をお渡しします。
本人確認書類
住民票等(本籍地記載)添付して受験申請される方は、本人確認のため住民票等(本籍地記載)の他に、免許証・個人番号カード(マイナンバーカード)・パスポート・健康保険証・その他本人確認の出来る書類の提示が必要です。
手数料
本免学科試験の受験手数料1,750円を支払います。
令和6年9月1日から納入方法がキャッシュレス決済または現金決済となりました。
すでに購入済みの新潟県収入証紙は、令和7年3月31日まで手数料の納付に利用できます。(キャッシュレス決済、現金決済との併用はできません)
適正検査
こちらは視力の検査になります。普通車の免許に必要な視力の適正は、自動車学校入校時と同じく次の通りとなります。
視力の適正
片眼の視力がそれぞれ
0.3以上
両眼の視力が
0.7以上
片眼の視力が0.3に満たない場合、見える方の片眼の視力が0.7以上あり、かつ視野が150度以上あることが必要です。
裸眼で条件を満たさない場合には、メガネやコンタクトレンズを着用して検査を受けます。忘れずに持参しましょう。
本免学科試験説明
適性検査を通過すると受験票を渡されますので本免学科試験会場に移動します。会場の案内に従って移動しましょう。
会場移動後、本免学科試験の受け方や、注意事項について説明があります。
本免学科試験
本免学科試験の試験時間は50分間です。テキスト問題が90問、イラスト問題が5問出題され、テキスト問題1問につき1点、イラスト問題1問につき2点配分され。合格には100点満点中90点以上が必要です。
合格発表
本免学科試験が終了すると合格発表があります。合格だった場合には交付手続きに進み、窓口で免許の交付手数料2,050円を支払います。
残念ながら不合格だった場合には書類の返却があり帰路につくこととなります。
写真撮影
本免学科試験に合格すると運転免許証用の写真撮影を行います。見た目が著しく異なるようなメイクやカラーコンタクトなどは、撮影を拒否される場合もありますのでご注意ください。
運転免許証交付
写真撮影が終わると免許証の交付です。受験者が多い場合には30分ほど待つこともあります。免許証を受け取ると無事免許取得完了です。
当日の持ち物
- 運転免許申請書※1
- 質問票※1
- 卒業証明書※1
- 運転免許証・仮免許証※2
- 本籍・国籍が記載された住民票(マイナンバーの記載されていないもの)
- 写真1枚※1
- 本人確認書類
- 本免学科受験手数料1,750円
- 免許交付手数料2,050円
- 筆記用具(鉛筆・消しゴム・黒のボールペン)
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回は自動車学校を卒業した後、免許証交付までの流れについてご紹介しました。当日は持ち物も多く、時間厳守で行われますので、必ず事前に確認をしてから試験会場に行くようにしましょう。
冒頭にも述べましたが、今後、受験手続きの流れや当日の持ち物に変更が出てくることもありますので、直前に住所地の公安委員会ホームページで再度ご確認をお願いします。
それでは今回はこのへんで。また次回のコラムもご覧いただけると幸いです。